搾乳ネタでひとつ。砂那翔(四ノ宮分裂)で3P。アホエロ801。
翔ちゃん女装注意。道具・上下搾り有りで終始ヤッてます。お察しください。
※翔ちゃんがちょっとだけ「ち○こ」言ってます。
今回はCP的な意味での砂那要素はありません。
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この世には不思議なことがある。
特に、この早乙女学園ではよくあることに分類してしまってもいい気がする。
四ノ宮那月が二人に分かれた。
いや、正確には砂月と分裂したのだ。
一方は楽しそうににこにこと笑顔を振りまく、俺の恋人である那月。
もう一方は眉間に皺を寄せて俺を睨むかのように見ている砂月。砂月はあまり表に出てこないのもあって、ちゃんとした面識はほとんどないと言ってもいい。
そうした状況で体をひとつに戻そうと奮闘するわけでもなく、砂月を猛獣扱いする奴らに部屋に押し込まれて、外から鍵を掛けられてしまった。
那月や砂月なら出ようと思えば、軽々と扉をぶっ壊して出られるはずなのに、砂月の行動でそうしなかった理由を知ることになる。
「俺はずっと思ってきたことがある」
「……な、な…なんだよ?」
「お前は那月が作った菓子を飲み込む前に、吐いてしまうよな?」
迫ってくる砂月に冷や汗が浮かび、じりじりと後退していく。
「飲み込まされてることも、あると思うぞ…?たぶん」
あのダークマターの味に意識を失ってしまうし実際のところは不明だけど、あんなの食おうと思って食えるわけねえだろ。
「質問を変える。ここ最近は飲み込んでねえよな?飲み込んでたら、出るはずのもんが出るはずだし」
「は?ちょっと待て、出るはずのもんって何だよ……よからぬものでも混ぜてんじゃねえだろうな…」
出るはずのもん…?
繰り返し頭の中で反復して思ったのが、那月がたびたび俺の胸を揉みながら「おっぱいおっきくしましょうね〜」と冗談でいう言葉。
女性ホルモンとか……いや、それはねえな。
そんなもん盛られてたら、イケねえはずだし…って何考えてんだ、ヤりたくなっちまうじゃねえか。
「だから、試しに食ってみろ」
壁際に追い詰められる間もなく腕を掴まれて、わっと開いた口に何かを放り込まれた。
頭が揺れる気がして、顎を押さえつけられたのだと認識するまでにしばらく掛かり、視界がぐにゃっと歪む。
「ほら、しっかり噛んで飲み込め」
那月は満面の笑みで俺たちのやり取りを眺めているだけで、助けようなどという気にはなっていないらしい。
「ばらいうなっふぇ…!」
噛むどころか、口の中で勝手に溶けていくそれはチョコレートのようなものかと想像はつくけれど、味では到底結びつかないものだった。
とにかく表現のしようもないほどに不味くて目が回る。
これだけ意識が保てていることに自分で評価したい。
「さて、あれだな…」
「はい!」
遠く薄れていく意識の中で、砂月の不穏な言葉と那月の明るい返事とが反響していた。
「……ん…」
目を開けてすぐ映ったのは那月のふにゃふにゃした笑顔で、なんとなく頭を撫でてやろうとして異変に気づいた。
指先が隠れるほどの長い袖にひらひらしたものがついている。
飛び起きてみれば、ピンクの生地に白のフリルがそこかしこにあって、スカートの丈が長い。
通りでご機嫌なわけだった。
髪までバッチリと言わんばかりに、俺の髪色と同じ長いウィッグをつけられている。今日は頭にリボンはついていないようだけど、よくよく見れば、前に着たことのあるデザインとは違う服のようだった。
正面にボタンがついていて、左右横にフリルが伸び、腰にはラインを際立たせるためなのかシンプルにフリルはついていない。
頭をぽりぽりと掻くふりをしてウィッグを外そうとすれば、ガッと腕を掴まれた。
「ひっ!」
「取るなよ。折角、着飾ってやったのに」
那月とは反対側に座るようにベッドに腰掛けていたその人――砂月にぎょっとした。
すっかり忘れてた…!
「頼んでねえだろ!つーか、まだ戻れてねえのかよ!」
「そんなに時間経ってねえからな」
「くっそ……人の体で好き勝手しやがって…」
「まだ全然足りません!これからじーっくり、楽しみましょうね、翔ちゃん!」
那月が女装させるということは大体「外に出かけたい」か「そういうことをしたい」かのどちらかで、この場合は後者としか受け取れなかった。
慌てて逃げようとしても砂月に腕を掴まれていて、後ろに倒れこんでしまう。
好きなやつと同じ顔――と言っても似ても似つかない――を前に心臓が飛び上がった。
見慣れた顔のやつでも、メガネを掛けたり外したりするだけで顔の印象は変わってしまうし、那月がメガネを外すと砂月になってしまうからメガネを外した那月を間近で見つめるなんてことも今までになくて、同じ顔の作りしてるってことはメガネを外した那月はこんな顔なんだなって思ったらどうしようもねえだろ。
それだけでも色々とヤバイのに、砂月が居座ってるってことは「楽しいこと」に砂月も混ざるんだろうし、それって要するにさんぴーってやつだろ。
その未知の領域…男の夢…!
つっても、俺が挿れられる側だけど。
手前に回った那月が勢いよくスカートを捲り上げ、
「わぁ、翔ちゃん、やる気満々じゃないですかぁ!」
なんていうもんだから、慌てて足を閉じて裾を伸ばし伸ばししていたら、砂月が鼻で笑いやがった。
「へえ?素直な身体してんだな」
ただでさえ好きなやつに囲まれて精一杯なのに、耳元で艶のいい声で話されると、ぞくぞくして理性なんてぶっ飛ぶだろうが。
「や、やらしい言い方すんな!…女装は、なしだからな」
「それじゃあ、僕が脱がしてあげますからじっとしていてください」
やけに素直だな?と思った通り、ぷつ、ぷつ、とボタンを前の外していく那月は楽しそうで怪しかった。
砂月は砂月で背後から包むように回り込んで、スカートの下から手を突っ込んで人の腰に手を回してくるし。
「ん……、砂月あんま撫でんな…」
「スベスベ。お前なんか塗ってんのか?」
「…?何も塗ってねえよ」
「ふうん…細っこいし、この格好が似合うだけあるな?」
「それは女みてえだって言いてえのか!冗談じゃ――!?」
那月が小さなボタンを一つ一つ外し終え、ひらりと捲れた自分の胸元には白のレースがあしらわれた女物の下着。
ばっと慌てて服を閉じるように隠せば、那月が「脱がないの?」と小首を傾げた。
これは、こいつの策略だ!
「なん、どっから、こんなもん買ってくるんだ!」
「ふふ、お店に行って、小さくて、小さくてぺったんこのお胸なんですけど〜って、店員さんも親身に相談に乗ってくれて…柔らかい素材を使ったオーダーメイド品なんですよぉ。ちなみにワイヤーは痛いだろうからってソフトワイヤーっていうやつみたいです!」
店員は何とか買わせようとしてただけなんだろうけど、オーダーメイドって。
「バカがいるぞ、ここにバカが」
まさにバカと天才は紙一重状態だ。
「誰に向かってバカバカ言ってんだ?あ?酷くされてえなら、素直にそう言えよ」
「はぁ!?曲解すん――ひっ!」
腰や太ももを撫でていた手が下着の上に滑って、ぎゅっと体が強張る。
いつも下着の上から触られてもそんなにざらざらしないのに、今日はやけに引っかかるように擦れて痛気持ちいい、というか。
「…っあ、やべなんだこれ、すげえいい」
「言い方考えろよ。萎えるだろうが」
いっそのこと、萎えさせる方向で色々と言ってやってもいいんだけど、背中に当たる砂月のものはそんな様子を微塵も見せなかった。
那月がスカートの中を覗き込んで、あぁ、と声を上げる。
「翔ちゃんのおっきしてるからレースさんに当たるんですねえ。ショーツもブラジャーさんとお揃いでオーダーメイドなんです。とっても可愛いんですよ〜気に入りましたか?」
そんな恥ずかしいもん着せられてるのは嫌だけど、スカートで見えないし気持ちいいしでどうでもよくなってくる。セックスで流されるのは俺の悪いくせだと分かってるけど、くちくちという音と、砂月の吐息が髪に掛かるせいだ。
「ふ、ぁ……ん、さつき…」
指がしつこいぐらいに先をぐりぐりとレースに擦り付けてきて、快楽でいっぱいになるのが辛い。
砂月が言った酷くって、早々に達してしまうぐらい強くってことなのか?
「っ…、あんまりみんなよ…」
スカートの中からなかなか顔を出さない那月に余計なことされそうでそう言えば、温かいものに舐られる感触がして飛び上がった。
「こら、なめんな…!イッちまうだろ!」
「あれぇ、翔ちゃんイキたくないんですか?」
「ったりまえだ…」
「の割には、びくびく震わせて、ここ、締めてる。イキてえんだろ?」
ここ、と言いながら秘所に指を這わされて、目を開いた。
イキたいけど、今イッたら早すぎる。可愛いって、笑われる。
「ちげえし!イキたくねえ、まだ平気だ…!」
「ふふっ、翔ちゃんがイキたくなるぐらいもどかしくもどかしく、僕たちで愛してあげますね」
何だよその言い回し。
いつもそんなまどろっこしいことしないくせに。
「那月、アレは?」
「はいはーい。じゃあ、さっちゃんお手手退けてね」
ばさぁとスカートを捲られて、とろとろと溢れる先走りが恥ずかしい白のパンツや砂月の手を汚していて、胸を押さえていた手を伸ばす。
「うわ、やめろ見たくねえ!!」
先走りで透けているようにも見える薄いパンツを脱ぎ捨てれば、那月が頬を膨らませた。
「もう、ダメですよ翔ちゃん。僕が脱がせてあげるって言ったでしょう?」
那月の子どものようにぷんすかと怒った顔は可愛い。
たまに砂月かと思うぐらいぞっとすることはあるけど、それを抜きにしても可愛いのだ。
「……だったら、さっさとしろよ」
不貞腐れるように言えば、砂月が胸元の服を捲って手を忍ばせてきた。
べとべとなのはまぁ仕方ないとしても、下から揉み上げられると少し痛かった。
どちらかというと、揉まれて痛いというよりも、胸自体が張って痛いような…?
ブラジャーのせいか?
脱ごうにも砂月の腕が絡まって自由に動けなかった。
妙な違和感に内心首を傾げつつも、那月の一言で気が逸れた。
「その前に、これつけてあげます。ちゅぽちゅぽ、いっぱいだしてね?」
「は?」
那月が取り出したものは、ビンのような筒状の先に管が伸びていて何かの装置に繋がり、ビンと管の交わっているところから更に小さなメモリが書いてあるビンがくっついている、よく分からないものだった。
見慣れないそれに首を傾げたら、背後からその言葉とは似合わない低い声が耳に届いた。
「搾乳機だ」
「……はい?」
さくにゅう、き?
何のことか、何に使うのかさっぱり理解出来なくてぽかんとしていると、那月が「こうするんです」と人の勃起したそれに被せるように装着しやがった。
「待て、おかしいだろ…!?」
「ぜーんぜんおかしくありませんよぉ。これは翔ちゃんのみるくさんを吸い上げてくれるんです。でも、翔ちゃんはイキたくないみたいですから、我慢汁さんがいっぱいたまることになっちゃいますねえ」
語尾にハートがつきそうなほど爽やかに言われては頭が痛い。というか、砂月までがこんなバカなことに付き合ってるのが信じられない。
基本、那月が言ったことには従うからか?
それとも、二人に分かれているこの状況を楽しんでるだけ?
「もう、胸やめろ、なんかいてえし…」
とりあえずの怒りを砂月にぶつけたら、逆効果だったのか砂月は口角を上げた。
「これで楽にしてやるよ」
空いた手に持って見せられたものは、さっきとよく似た機械で今度はじょうご型をしている。その円にぴったり収まりそうなもの、乳を搾る機械、そのことから考えられそうなのは胸、だ。
「バカ、お前、俺は男だぞ!出るわけねえ、よっ!?」
ピン、と胸の先を弾かれた瞬間、声が上擦って身から何かが出る感覚。
「ぁ、ぁ、なにこれ…!」
ぎゅうと下から横から押し出すような手の動きに合わせて、とろとろと熱くて白いものが先から零れていく。
「翔ちゃんがおっぱい出るようになってくれて嬉しいです……んっ…ちゅ」
那月がうっとりと蕩けるような瞳でそれを見つめて、垂れていくそれを舐め取っていく。
「嫌だ、那月……俺…」
「ふふ、安心してください。これは極秘ルートから手に入れた搾乳体験キットの効果なんです!さっき翔ちゃんが食べたチョコレートにその成分が入っていたんですよ〜」
那月の後ろにある、ほかのタイプのさくにゅうきがちらちらと目に入る。
「だから色んなさくにゅうきがあるってわけか、ってなるかぁ!」
そもそも、そんなキットがあるだけでなく実際に使おうとするなんて…。
「俺たちが2人に分かれていることも奇跡なんだ。今日だけでも、楽しもうぜ…?」
砂月の声にびくっと肩を震わせて、今日だけでも、なんてそんなこと言われたら断れないじゃねえか。
フリルがたくさんついた、ピンクのワンピース。髪も長いまま乱す、翔ちゃんの姿に目を細める。もっと振り乱して欲しい、もっと可愛い声で啼いてほしい。
スカートの裾をおへそが見えるぐらいまでたくりあげて、膝を折った足が開くように立てられている。その間には、筒状の搾乳機をつけてくたんとお腹に反り返った翔ちゃんのもの。筒の太さは自由自在で、抜けないように調節して、熟れた先から雫を吸い上げていく。吸う力は最小限に抑えてあげないと達してしまうから、ほとんどがぽたぽたと垂れる雫の重さ頼りだった。
胸元には小さなお花がたくさん散ったレースのブラジャーが下にずれて見え隠れしている。
脱がせてあげる、とは言ったけれど、そんなつもりはちっともなかった。
片方の腕だけが脱げているのは翔ちゃんが自分で脱いでしまったからで、その白い肩口にはさっちゃんが唇を押し付けた痕が残っている。
「胸、いたい…」
薄いクリーム色のとろみがかった甘い蜜を零す、胸の飾りに触れてきゅっと摘んであげると、その手を剥がそうと手を握られる。
「出したいのに摘むな!」
一度、搾乳機で搾った翔ちゃんのみるくは横に置いてあるけれど、やっぱり直接飲む方が翔ちゃんの反応を直に感じられて楽しそう。
「僕に吸われるのと、さっちゃんに吸われるの、どっちがいいですか?」
「……自分で出すから離せ」
ぺったんこの何もない胸が薄く膨らみを帯びていて、ぴんと勃った乳首さんが吸われるのを待っているかのよう。
摘んでいる方とは反対側に唇を寄せようと思ったら、さっちゃんが後ろから顔を覗かせてそれを口に含めてしまった。
「ん、はぁ、甘いな…」
さっちゃんは吸うよりも乳首さんを舐るように多めの吐息で翔ちゃんを煽って、翔ちゃんのみるくと唾液がキラキラと銀色に光って、飴細工みたいだった。
「いっ、噛むなぁ…」
「ふふ、どっちも、ですね!」
先のしこりを搾るように揉みながら乳首さんに吸い付けば、翔ちゃんが背を反らしてびくびくと唇の中で乳首さんを震わせる。
「やっ、ぁぁぁっ…」
嫌がる小さな手が、力なく僕たちの頭を押さえつけてくるのが可愛らしい。
溢れてくるみるくが甘くて少し鉄っぽくて、これが翔ちゃんのおっぱいの味なんだと嬉しくなった。
「はぁ、かわいい……何も出ないときに吸われるのと、今とどっちが気持ちいいですかぁ?」
翔ちゃんは僕の問いには答えず、顔を真っ赤にして呟いた。
「ち、ちんこいてえ…」
ぎち、ぎち、と搾乳機の筒を蒸気で曇らせている翔ちゃんの根元につ、と触れるとぴくんとそれが反応してきゅんと胸が高鳴った。
「……そんだけ感じてたらな」
「もう、もう、翔ちゃん可愛いです…」
「うるせ…」
搾乳機に溜まっている翔ちゃんのおっぱいを小さな哺乳瓶に移して、吸い口を翔ちゃんの唇へと押し付ける。
翔ちゃんがすんなりと口をつけてくれるわけもなく、手で口を塞いで、強く押し返してくる。
「な、なんだよ…飲めって言ってんか!?おれは飲まねえ――」
「諦めろ、そんな抵抗無意味だ」
さっちゃんにあっさりと手を剥がされて、翔ちゃんの口へと薄いピンク色の乳首さんが飲み込まれた。
「翔ちゃんのおっぱい、甘くて美味しいでしょう?」
高く哺乳瓶の底を持ち上げて無理やり飲ませようとしても、唇を窄めているのか、あんまり減りはしなかった。
「翔ちゃん、知ってます?母乳には高い栄養価があって、成長ホルモンの分泌を促す作用もあるんですよ?」
僕の言葉で翔ちゃんは一瞬固まったけれど、ぶんぶんと首を横に振った。
「牧場で育った僕が絶対に美味しいと保障します…!」
哺乳瓶を剥がそうと、そのビンに手を添える姿がとても愛らしい。
はぁ、早く翔ちゃんをとろとろにしてあげたい…。
「うーん…美味しいのに…」
渋々哺乳瓶を離してあげると、翔ちゃんが「そんなもん信じられるか!ばかじゃねえの!」と叫んだ。
それにさっちゃんがぴくりと眉を上げて、僕から哺乳瓶を取ってしまった。
「本当に挑発するのが好きだな」
さっちゃんがにやりと笑って、それをどうするのかと思ったら、翔ちゃんの立てた太ももを更に広げさせて、ひくひくと疼きを見せる秘所に吸い口を挿し込んだ。
「ひっぁ……!おま」
「上じゃなくて、下がいいってことなんだろ?」
こくこくと飲み込むように減っていくみるくに翔ちゃんは唇を震わせて、小さい子みたいにやだやだと繰り返す。
上手く入らなくて垂れた分がシーツを汚していて、そのシーツが僕には涎掛けのように見えてしまう。
「小さなお口にピッタリ……赤ちゃんみたい…」
「っ……どんな思考回路してんだ…」
くるくると鳴るお腹の音に恥ずかしそうに長い袖で顔を隠してしまった。
そんな可愛らしい姿に頬を緩ませて、思わず翔ちゃんのお尻に口付けた。
「や、なに……ぁっ……だめ、だめだっなつき……んっう」
自分のを挿れたくてたまらないけれど、代わりに舌を差し込めば、びくんと引っ込む秘所。もじもじとする膝と粘り気のある音でのせいで、どうしても気持ちが逸る。
翔ちゃんの声が途切れて、ちらりと見上げるとさっちゃんが翔ちゃんの唇にキスをしていた。
あぁ、翔ちゃんの二つのお口に同時にキスが出来る日が来るなんて…。
閉じようとする足を押さえつけて、太ももとお尻を触れるか触れないかぐらいで撫でてあげれば、ぞくぞくと身が縮むように翔ちゃんが身じろぐ。
翔ちゃんの先からとろ、と零れる透明な蜜に促されて、くちゅりと指を秘所へと沈めていく。
お腹がぴくぴくと動いて、つんと勃った乳首さんからはさっちゃんの手に揉まれてみるくが零れていく。
「ぁん、んっ…ふ…」
涙を浮かべて苦しそうにしても、さっちゃんの絡まる舌にちろちろと重ねられる舌。
そんな光景に、ぎゅうと胸が疼く。
挿れたいけれど、まだ、もう少し。
指を増やして、中のしこりを優しく指で擦ってあげれば、浮いた下肢がベッドについて反らすように体が持ち上がる。
淫らに強調される翔ちゃんの袋に触れながら、中の指はそのままで擦るのをやめてみる。すると、自然と揺れ始める腰にさっちゃんが目を細めた。
柔らかいお尻を撫でてみると、びくついた体がぴたりと止まるけれど、すぐにその揺れが再開されて、指がくちゅくちゅと翔ちゃんの力で出たり入ったりを繰り返す。
「翔ちゃんえっちすぎます……いいところ触って欲しいの?いいよ、触ってあげます」
こぷこぷと溢れて搾乳機に溜まっていく蜜が嬉しくて、こすこすと強く撫でる。
「ぁあ、ぁっ……ひぃ、なつ!」
逃げるように腰が踊って、搾乳機まで手が伸びてくる。
「いた、いたいからぁ……やだ、ぁっ、あん、」
「っ……あんまり頭擦り付けんな」
ずり落ちた翔ちゃんがさっちゃんの胡坐の上で暴れて、さっちゃんが顔を歪めた。
くすくすと笑いを漏らして、さっちゃんを焦らすのもかわいそうだから緩めていたズボンから自分のものを取り出した。
「翔ちゃん、腰上げて。準備しますから」
眉間に皺を寄せて、嫌そうな顔をする翔ちゃんのものについている搾乳機の蓋を取り外す。筒はまだつけたままだけど、翔ちゃんはそれで取ってもらえると思ったのか、ほっとしたように胸を気にし始めた。
「胸も痛い…し…うう」
コトンとメモリの書いてあるビンを傾けて、翔ちゃんから搾った先走り液をローション代わりにとろとろと翔ちゃんのお尻に垂らしていく。
「ひっそんなもん溜めて何に使うのかと思ってたら…!」
「翔ちゃんの体液でぬるぬるプレイです!」
「たい、えき、ゆーな!」
「しっかり興奮してんじゃねえか。まだ垂れてんぞ?」
搾乳機の筒に溢れる先走りが翔ちゃんのお腹を汚していく。
「変態プレイばっかしやがって」
「変態ついでに、乳搾りも経験しとけ」
翔ちゃんが自分でおっぱいを出そうと触れる手に、さっちゃんが取っ手がついている手で吸引するタイプの搾乳機を持たせた。
持たされたそれを見つめながら翔ちゃんは宙に向かって取っ手をにぎにぎと繰り返す。
「乳搾りとか…牧場だけで十分だろ…」
「分かってねえなァ、男のお前から搾れるのが唆られるんだろ」
途端にカァと顔を赤くして、照れ隠しなのか覗き込むさっちゃんの顔を押し返している。
さっちゃん、翔ちゃんに構えて楽しそうです。
すっかり手が止まっていた翔ちゃんの先走りを自分のものに絡めて、ずぷぷと、翔ちゃんの中に身を沈めていく。
「っあ……んぁ…いきなり、いれんな…!」
「早く、翔ちゃんの乳搾り見せて」
「ぁん、あぁっ、ひ……くっ、んん……ぁぁん」
翔ちゃんのみるくでとろとろになった中は滑りがよくて、ぱちゅんぱちゅんと高い水音が響く。
前立腺に当たれば強く仰け反って、そこからわざと外してみると甘い声の中に抗議の声が混じった。
「やだ、あっ、痛、いからっ……ばか……ひん、っや…!」
さっちゃんから渡された搾乳機を使う余裕はないのか、シーツへと押し付けられていて、ぎゅっと握られた取っ手で布団が吸い付いている。
「那月が見たいって言ってんだろ?早くしろよ」
さっちゃんが翔ちゃんの体を支えるように胸へと凭れさせ、髪へと口付ける。
「ん、ぁ、も、胸が張って、ぁん、は、痛いから、やるんだからなっ…!」
そう言って、円状の搾乳機を震える手で胸へとピッタリとくっつける。
あぁ、かわいい…。
ゆっくりと力を込めていく指に連動するように、翔ちゃんの中が締まってきて達してしまいそうで腰を止めた。
「ふ、…ん……これ、痛くて…自分じゃ加減が…」
翔ちゃんが訴えれば、その手をさっちゃんが握りこんで力が入り始める。すると、少しずつ少しずつみるくが零れ出した。
「ぁ、あ、……んんぅ、さつ、やらっ…待っ……こっち、こっちも…」
「あぁ?」
反対側の胸を撫でながら、さっちゃんを見上げる翔ちゃんの仕草が可愛らしくて、ふつふつと僕を見て欲しいと再度翔ちゃんの足を押し上げる。
ぐちゅ、と引き抜いたら、翔ちゃんが小さい声を上げて、待ってと言わんばかりに首を横に振る。
「加減、できません」
「……っ、う、んっぁ……あ、なつ、ぁんあん、っぁ…!」
腰の動きに合わせて、さっちゃんが空いた方の張った胸を撫でて、その手につかまるように重ねられた小さな手がまた可愛い。
生理的な涙を浮かべて、開く口から涎を垂らして、肌に浮かびあがる汗。
今日はそこに女性用の下着や、ピンクのワンピースにとろとろのみるくが染み込んでいる。髪に掛かったみるくも、お乳を搾ってと訴える姿も、上向いたままの搾乳機で痛いと喘ぐ姿も、いつも以上にえっちで恥ずかしい姿になっている翔ちゃんがいて、その小さな体でそれら全部を受け入れてくれるのが愛しかった。
「むり、熱い、イく……イく……ぁ、ぁぁ…やばっ、んぁ…!」
そうやって、気持ちいいと教えてくれる翔ちゃんが好き。好き。
でも、まだイかせてあげません。
翔ちゃんに口付けて、いいところを外してゆっくりと腰を動かしていく。
潤んで焦点の定まっていない瞳からぽろぽろと涙を零して、苦しそうに遠慮がちに絡まる舌を吸い上げる。
翔ちゃんが涙する姿は普通に生活していたら滅多に見られないからもっと好き。
泣いて欲しくはないけど、たくさん啼かせてあげたくなっちゃうから。
「んっ……那月」
さっちゃんが翔ちゃんの耳をぺろりと舐めて、辛そうな声で囁いた。
「ごめんね、さっちゃん…もうちょっと待って…」
唇から離れると、今度はさっちゃんが我慢できなかったみたいに翔ちゃんに口付ける。
僕だけじゃなくて、さっちゃんも翔ちゃんに夢中みたい。
「んんっさつ、息できな……ぁ、ふ…」
少しだけ辛そうな翔ちゃんの搾乳機を緩めてあげると、とろっと翔ちゃんの熱が溢れ出してしまった。
「あらら、触ってないのに零して……そんなに我慢してたの…?」
「ぁ、ぁ、んっ…これはちがくて……まだ、イッてな……那月、はやく」
「何?ちゃんとねだれよ」
翔ちゃんは耳が弱いから、さっちゃんがそこに吹き込むように話すたびに中を締め付けて、耳元を押さえてしまう。
それから翔ちゃんはほだされたように頷くんだ。
「なつき、……で、イかせてほしい…」
「……っ」
唇を噛んで、言おうか言わまいか、そんなかわいいおねだりに感極まって、ずるずると身を引き抜いて腰を強く打ちつけた。
「やあっ!ぁあ、ぁ、つよ……ひぃあ……っ、ぁん…ぁ、あっ!」
広がる足を閉じるように抱えて、押し上げて、狭くなる空間に当たり損なうはずのない前立腺がぶつかる。
押し出すように零れる翔ちゃんの熱、それと同時に乳首さんからもみるくが伝っている。片方にあてがわれた搾乳機に翔ちゃんのみるくが溜まり、もう片方はさっちゃんの手をべっとりと濡らしていた。
「あっちこっち淫らに垂らして、煽るのが巧いやつだ。俺のも欲しいって言ってくれんだろうな?」
律動を繰り返すたびに荒い息が混ざって、早いリズムを刻む鼓動が心地いい。
「ぁっ、あん、……さつ、っ…んぁ……どちも、要る…」
その一言でさっちゃんが搾乳機を取り上げて、貪るように翔ちゃんを横に抱いて胸に吸い付いた。
さっちゃんだけじゃなくて、翔ちゃんもさっちゃんを好きなんだと思ったら、少し悔しいけど嬉しくなった。
いつもさっちゃんには我慢してもらっているし、楽しませてあげなきゃ、ね。
「舐めるの、やめ、ふぁ…なんか……くる、あつ…いからっ……那月も……ぁんっ、止ま…」
「ん、はぁ……何がクるの?熱いってどこ?はっ…もしかして、翔ちゃん潮吹いちゃう?」
「ちが、あ、ぁっ…んっは……や――!!」
一層高まる熱にぐずぐずにした中を突き上げて、熱を吐き出すと同時、翔ちゃんの目一杯反らされた胸から射精するかのようにぴゅ、ぴゅとみるくが飛び出した。
それを口腔で受けたさっちゃんは少しだけ驚いたように目を見開いて、乳首さんを舐め上げた。
ぞくぞくと体を震えさせながら、空いた方の勃った乳首さんを自分で撫でて、泣きそうな顔をする。
「んんぅ…はぁ、ぁ……いまのなに?」
蕩けた瞳が僕とさっちゃんとを交互に見つめるのが愛くるしくてたまらない。
翔ちゃんのお胸に唇を押し付けてちゅうちゅうと吸ってみるけれど、さっきのでたくさん出てしまったのか、翔ちゃんは痛いと言って頭を押し返してくる。
「ちゅ、ん、敏感だから…イッちゃうときにおっぱいも反応しちゃったのかな?かわいい、かわいいね、さっちゃん」
さっちゃんは肯定する代わりに、翔ちゃんにつけた搾乳機の筒を取って、翔ちゃんを口に含めてしまった。
「うぁ、うそ、いやだ…砂月!」
「時間は待ってはくれねえんだ。休む暇なんかねえぐらい、可愛がってやるよ」
「ふふ、今日は特別、ですからね?」
そう言ってあげると、翔ちゃんは言葉を詰まらせて、小さく、ずるいと呟いた。
搾乳体験はとっても楽しかったけれど、あのあともいっぱい搾ってしまったからか、翔ちゃんが熱を出してしまって、可哀想なことをしてしまいました。
魔法のお薬を多く入れてしまったのかも、と謝る僕に、翔ちゃんは「胸が痛くてねだったのは俺だから」と、根本的な原因は僕にあるのに優しく言ってくれて、ますます大好きになりました。
ちなみに、搾った翔ちゃんのお乳を冷蔵庫に入れていると、翔ちゃんがそれを手にとって複雑そうな顔で「成長ホルモン…」と呟いて、首を振っていたのがとっても可愛かったです。
fin.
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さなしょ可愛さに久しぶりに早筆だったぜ!アホな話はホント楽しい。
関係ないけど、なんとなく翔ちゃんだと「ち○こ」言ってますって注意書きをしないといけない気がするのに、なっちゃんは全然そんな必要がなさそうなことに脳内定着ってこわいと思いました。
執筆2013/04/30〜05/02
わかさん(pixivID=3215103)がこの小説をイメージした翔ちゃんを描いてくださって、ずうずうしくも掲載許可をいただいたので…萌えをおすそわけです!
※R-18注意。
女装翔ちゃんで女性物下着&下の搾乳イラスト
裏話はこちら。
(05/06追記)